「涼真君?」


急に背後からまゆの声が聞こえる


「どうしたの?」


「……………」


何も言えない




あと24時間以内で


まゆが………








「知ってるよ」





俺はまゆの温もりに包まれた


夏の夜は暑かったけど


気にしないで俺はまゆにこの場を委ねる


背中にピッタリとくっつくまゆ、


少し速度が遅かったけど

心臓の音が聞こえた