「ついた。これで俺の物。お墨付きだ!」



亮は喜んだ



あたしが傷つくことよりも亮が喜んでくれるのが嬉しかった。


「じゃあ、今度は俺も!」

と首を差し出すのも可愛い。



やっぱりあたしは亮を誰よりも深く愛してた。



あたしも亮につける。


「ついたよ」



と言ったら亮は嬉しそうな顔をして私に抱きつき
「愛してる」



と呟いた


そして


蘭以外の人につけさせない。同じ傷を共有するのは蘭だけ。蘭のこと愛してる。


と。

あたしも同じ


絶対亮以外とは共有しない



だってこれ以上がないから。