入学式中は特に眠かっただけ。
美羽と一緒のクラスと知ったときは、跳び跳ねて喜んだ。
そして入学式もおわり、新しいクラスへ新入生は移動。
私たちのクラス1年7組についた。
思ったよりも女子が少なくて驚いた。
美羽によると、このクラスにすごくイケメンな2人の王子がいるそうだ。
私は特に興味もなかったから、あまりよく聞かず聞き流していた。
担任がくるまでまだ時間あるなあ。
そうだ!!探険がてらトイレに行こっと。
クラスを出たら、いろんなクラスの声がガヤガヤと聞こえた。
トイレは~こっちかな?
新しい校舎はまるで迷路。
トイレがどこになるのかも、先輩のクラスさえもわからない。
適当に歩いていたら中庭にでてしまった。
「うわあ~すごい!!ひろーい。」
中庭は緑に囲まれてて、チラホラ木のオシャレなベンチがおいてあった。
ちょうどよく日光が差し込み、まるで外国みたいだ。
しばらく中庭を散歩していたら、微かに甘い香りがした。
「ハチミツ?」
微かにするハチミツのにおいをたどってみる。
あ、あの曲がり角からする。
曲がり角を曲がろうとした瞬間、向こうからきた人にぶつかってしまった。