朝ご飯を食べ終えた私は立ち上がり、玄関に向かった。


この位に出れば、大丈夫よね。


「行ってらっしゃい。悪魔ってバレない様に頑張んなよーーー」


「……2日でバレないわよ」


私とは違う学校に通ってる新菜のアドバイスやらけなしやらを、クツ紐を結びながら受け流した。


魔界のみーんなが私が人間に正体バレないかハラハラしてるって知ってるけど、新菜にまで言われたら腹立つ!


「アンタこそ頑張りなよ」


「私点数+45点だから、大丈夫!」


「違う、シャルロットよ。新菜につき合わされて、過労で倒れない様にね!」