「……っ…それで…、嫌々護衛されたって嬉しくないって……、今の俺達4人は幹部候補には向いてないとか言われて……そのまま走っていきました……。」


瑞華……。


「お前らは瑞華のどこが気に入らないんだ?」


「どこって…、あの異常すぎる外見ですよ!!あんな全身青い女なんて…!!」


「お前らは瑞華の中身を見たことがあるか!?一瞬でも見たことがあるか!?

お前らの何人かも、外見を差別されてここに来た奴だっているだろ!!」


「「「……っ!!」」」


「言っておくが…、瑞華は水狼全員の名前を覚えてる。それを水姫だぁ?酷すぎるだろ…。」


「……っ…。」


そのとき、幹部部屋のドアが勢いよく開いた。