ふぅ…、ここまで来れば大丈夫かな。 ……そう油断したあたしがバカだった。 「んっ……ん゛んーっ!!」 突然ハンカチを口に当てられ、薬品を嗅がされた。 「コイツが水姫か…。」 「早く総長のとこ連れて行こうぜ!!」 その会話が聞こえたのを最後に、あたしの意識はなくなった。 助けて……紫苑……!!