「でも紫苑、時には自分の気持ちに素直になることも大切ですよ。」


自分の気持ちに素直……か。


「気付いたときには遅かったってなったらもう……、それ以上に後悔することなんてありませんよ。」


何だよ上から……。

後悔、か……。


するわけないだろ?この俺が。


「お待たせー♪」


瑞華と彰人が帰ってきた。


瑞華は歩きながらイチゴ味のかき氷を食べていた。


「ってかさ、2人がかき氷食べ終わったら、着替えて海入ろうぜ♪」


明らかに瑞華の水着姿を狙ってる零也の発言。