「……お前らに聞いてほしいことがある!!」


大声で叫ぶと、ちらほらと下っ端達は俺達のほうを向いた。


「今この状況で言うことじゃないかもしれねぇ……。

けど、聞いてほしいことがある。」


俺は下っ端達の顔を見渡すと、また口を開いた。














「俺、凛咲紫苑は、先代の意思を継ぎ、今日をもって7代目総長に就任する!!

俺のせいで柚歩さんは亡くなった…。だから俺を恨んでる奴もいるかもしれねぇ。

けど、柚歩さんの最期の思いをムダにしたくねぇんだ……。

これに反対の奴はいるか!?」


倉庫は一層静かになってしまった。