「俺達も7代目に選ばれたんです。あの日、6代目の皆さんは引退する予定だったんですよ。」


「……っ!!」


……知らなかった。


でも……俺は……。


「……こんな俺になんて…、誰も着いて来やしねぇよ…。」


まわりも見ずに、ロクに総長も守れない俺なんか……。


絶対みんな俺を恨んでるはずだ…。


「そんなこと言ったら…、柚歩さんの思いはどうなるんですか!!」


俺の胸倉を掴んで、尚希が珍しく声を荒げた。


「柚歩さんの最期の思いは呆気なく消えてしまうんですか!?

誰がなんと言おうと…、紫苑は7代目総長になるべきです。」