「……ごめん…なさい…。」


あたしは謝ることしかできなかった。


「ごめんなさい…っ…ホントに……。でも…っ、なんか…、懐かしくって……。」


自嘲気味に笑う。


「懐かしかっただぁ?」


表情を変えることなく続ける紫苑。


「お兄ちゃんの写真見たら…っ…、思い出しちゃって……。」


涙と嗚咽が止まらない。


紫苑は何か考え込んでいる。


「陽月……陽月ってまさか…、柚歩さんの妹……?」


あたしは言葉が出せなくて、ただ頷いた。















ガバッ














え………?