今日も朝が来た。そんなことを不快に思いながら、6:30起床。

昨日の夜選んだ制服を着て、顔を洗った。

テレビをつけて、化粧をしていると、占いが始まった。
『12位はおひつじ座の人!!!過去の秘密を探られるかもッ!?』
なんてことを爽やかにいわれてしまった。

誕生日は4月12日。普通におひつじ座なんですけど。

“まぁいいやぁ・・・”と軽い気持ちで流して、ツナとコーンのサラダを食べた。

歯磨きをして、家を出る頃には7:30。学校に行くバスは7:45に駅に来る。余裕だ。

私の学校に、バスで来る人は少ない。ほとんどの人が、お車でお見送りってやつ。一人暮らしの私には、無縁の話だった。まず、そんなこと、されたくないけど。

校門を潜ったら、3本の道がある。
右の道を行くと、小等部。左の道を行くと、中等部。真ん中の道を行くと、高等部につながる。

いろんな格好の人が校門を行き来する。
高等部には制服はないが、小中等部には、あった。

小等部は、男子がグレーのハーパンにサスペンダー、白シャツ、赤のネクタイを締める。女子は、グレーのスカートに白のブラウス、赤のリボン。男女、冬にはブレザーを着る。
中等部は、男子が、グレーのチェックの長ズボン。それだけが指定で、上は何を着ても構わない。女子も同じようなシステムで、ネイビーのチェックのスカートだけが指定だった。

年をおうごとに自由になる制服。中等部のとき、よく、パーカーを着ていた。すごくラフな格好だったけど、意外に、あっていた。

高等部に向かい、そのまま教室に直行。学校内はすべて土足。私の教室は、3階。
教室に入った途端、予鈴がなったけど、気にせずゆっくり席に向かった。
先生が入ってきて、ホームルームをはじめる。

窓の外を見る。小等部の子供たちが遊んでいた。2年生ぐらいの男の子と女の子。なんだか、心が痛む。

窓に、かなり近い席だから、初夏の日が私に降り注いでくる。
ポカポカして、気持ちよくて、やっぱり今日も、顔を伏せて眠った。