「…いた……」



あたしは、いきなり後ろに重い引力で尻餅をついた。


誰かに手を引っ張られた。



本当にお尻いたい…。
あたし涙目だし…。




「もう…誰ですか…?」




あたしは後ろを振り返ると、満面の笑顔で、さっきの携帯を拾ってくれた男の子がいた。