「優、かわいい〜」
「かわいくないし!
てゆーか、あたし行かないって言ったよね!?
何がしたいの!?あたしをさ迷わせたいわけ!!??」

あたしは、無理矢理連れてこられた。
最後の最後まで拒んだけど、
浴衣を着せられ、メイクも、
ヘアスタイルも全部決められて、此処にいる。

「そんな(笑)違うよ〜」
「だったら帰る!」

あたしが綾香に背を向けると、目の前に二人がいて笑いを堪えている。

「もう!三人そろって何なんだよ!」
あたしは縛られてるみたいに帰れなくなった。