~真理寧said~



言った



言ったわよ、きらら、ちゃぁんと。


好きって




「え?」



聞き返すんじゃないわよ。



気づけば涙は止まっていて、いつもの私に戻っていた



「だから、最初は、、ホントに、誰でもよかったけど、今は違う。剣じゃまきゃ、嫌よ」



最初はもじもじだったけど、私の本当の気持ち、届いて欲しいから、ちゃんと剣の目を見ていった


剣は驚いているようで、なかなか見れない顔を見れた



「でも、知ってるわ、剣が私の事を好きじゃないことくらい、ただ、私があなたのお嬢様だから、私の我が儘に付き合ってくれてたんでしょう?


でも、もういいわ。それも今日まで。


あなたがこの仕事を辞めたければ辞めていいわ、続けたければ、続けてもいいけど、、でも、それは私の執事じゃなくて屋敷の手伝いにして」




言わなければ、卒業までは一緒にいれたけど、きららは言わないより行った方がいいと言ったし(本に書いてあったし)実際私もそう思うから




私はあたたかいそのぬくもりから離れた