~真理寧said~



「で?言った?」


・・・・・・



「言ってないんだ」



えぇ、そうよ・・・。図星よ。


「だって、言えないじゃない。


執事に好きなんて、言えるわけないじゃない!!」


はぁ、と横で深い深いため息をついているきらら。



「とにかく、言わないで後悔するよりも、言って後悔したほうがいいわよ」



「それ、私が読んだ本にそう書いてあったわ」


「ばれた?」


んべ、舌をだして変な顔をしてる。


可愛いのにもったいないわ



「いっちょ頑張ってみればいいのに。

じゃぁね」



手をヒラヒラさせながら私の返事も聞かず去っていった



私も帰ろう