「おはようございます。月野宮様」


「おはようございます」



いつもの私にしているけど私にしていない挨拶をおえて私はきららに挨拶



「おはよう、きらら」


私を見ればにっこり笑って挨拶してくれる


「おはよう、真理寧」



それから私は昨日の夜からずっと本をよんでいて一睡もしていないことなどをはなした



「すごいはまりようだね。真理寧。


あんな恋してみたいよね~」



きららは机に肘を置いて両手で顔を包みこむようにしながらうっとり



「そうね、私は婚約者いるから無理だけど、きららならできるじゃない」


そう、私には婚約者がいる。


5個上の篠田グループ社長の息子、篠田 夜天(しのだ やてん)様


篠田グループは月野宮と同じくらいの位置にいる



夜天様には会ったことはある。一度だけ、結構優しそうな人だったけれど、私は自分が好きになった人と結婚したかった



でも、これだけは我が儘は言えない


だってこれがあれば月野宮と篠田は合併して日本NO.1になれるのだから