それにしても我ながら読むスピード半端なかったわね



っというか、私もあんな恋してみたいわ





あぁ早くきららとケータイ小説について話したいわ




「お嬢様、本日は学校にいかれるのですか?」


佐々木森が私の目の上のタオルを交換しながら言う



「えぇ、いくわ。大丈夫よ」



きららと話したくてしかたないのだから。



「ですが、一睡もしてないのでは?」



「そうだけど、大丈夫よ」



そこまでいえば佐々木森はもう言って来なかった


心配そうな表情をしていたけれど