それから、彼女はあっという間に男達を片付け妹の手を引いて去っていった。

流「…黒蝶…欲しいな」

小さな呟きが聞こえたような気がしたが、それどころではない。

胸が熱く、鼓動が速い。こんなの初めてだった。

だけど…こんな僕じゃ…

きっと、彼女に相応しくない。

だから、もしまた彼女に会えるその時迄に、僕が成長していたら…

その時には、伝えてみようかな。

貴女が好きだと…