涼「黒蝶、か」

流「追いかけてみるか」

涼「はぁ!?」

何を言い出すんだコイツは!

流「あんな華奢な女にあの男は怯えていたんだぜ?調べてみないか?」

涼「これ以上は彼女にご迷惑です。
おじさんに報告しますよ?」

流「くっ…卑怯な…」

今回は流が勝手に家を抜け出すわ、僕を男の格好で連れ出すわ、危険と言われた夜の繁華街に来たんだ。弁明の余地は無い。

だけど…正直、僕も気にはなる。
彼女…黒蝶がどんな人か

しかし、渋る流を引っ張り今度こそ家に帰った。

黒蝶は気になるが彼女に迷惑をかける方が抵抗あったから。