狭い部屋に配置された申し訳程度のテーブルと、ここに置くのには少し無理のある4つのパイプ椅子。




「悪い様にはしないからさぁ…」



至近距離で男性の臭い息があたしの顔に掛かった。



椅子の背に掛けられた手が、背中に触れる気配を感じた時



『……るい』


「…あ?」


『きもちわるっ…』


「……なにぃっ!?」