「それより昨日のメール内容だけど」



栞が小声になってあたしの耳元へ口を寄せた。



大抵の女の子はそうだろうけど、栞も例外じゃない。



普段はさっぱりしている栞も、恋愛トークになるとヒートアップする……




そしてあたしも一応女の子。



しかも話す相手が栞と瑶子ちゃんの2人しかいないとなったら、それはもう事細かに話してしまうわけで…



昨日の事も帰ったらすぐに栞にメールで報告していた。




「あの子たちが知ったらブッたまげるね」