『昨日ね、一緒にご飯食べに行っちゃった』



そして、成瀬先生の事も……



「成瀬先生と?」


『うん!』



つい顔がほころんだ。



こんなの表向きキャラじゃないのに、瑶子ちゃんの前ではそんな笑顔も自然と出せる。



成瀬先生が絡むとなると余計に。



これが恋の力なのかな…




他のことには無気力なあたしも、成瀬先生のことだけは本気だった。