「……結婚、延期したらしいぜ、あの2人」





胸騒ぎは確信に変わった。



クライアントは生徒だけじゃない…



それは成瀬先生か瑶子ちゃんが、志摩先輩に相談していたことを指す。




『……』



……調子はどう?なんて聞いてきて、知ってるどころの話じゃないじゃない。




「嬉しいか?」




志摩先輩はあたしをじっと見た。