食べながら会議をしているのか、お菓子や飲み物のストックも目についた。



小さな冷蔵庫まで完備されている。



「そんなに珍しい?」


『え?』


「この教室」


『あ、まあ…初めて入ったから』



キョロキョロ物珍しそうに見ていたあたしに志摩先輩の声。



本当は勢い勇んで来たのに本当の意味ですっかり“お客”になっている自分に気付き、慌てて顔に緊張感を持たせた。