『……アフターケアでもしに来たの?』



あたしはぶっきら棒に口を尖らせた。



あたしがどんな面で泣いているか確認しに来たんでしょう?



「相変わらず突っかかるんだな。とにかく今日の放課後、生徒会室に来い」


『……はい?』





なんで?



あたしが志摩先輩に呼び出しをくらわなきゃいけない理由が分からない。



「色々聞きたいこともあるし」


『なにそれ。クライアントが終わりって言ったらそれで終わりなの。あなたになんてもう話すことは何もないから』



バッサリ言い切り、踵を返し教室へ戻ろうとして。


思わず足を止めた。