『つ……ばさ……』


「裸足じゃねーか!何があったんだ!」




翼はあたしの目線まで屈み、顔と顔がつきそうな勢いで迫る。




「誰かに何かされたのか…っ」


『……違うよ……』


「じゃあどうしたっ!!!」


『……』



言葉を発さないあたしを暫く見つめていたが、翼は立ちあがって鍵を鍵穴に差し込んだ。