『もう……』



やっぱり彼は強引な人なんだな。


いくら彼氏に言われたからってこれはやりすぎだよ……



そう思いながらも、恋に盲目なのはあたしも同じかもしれない…そう思い直し、出された紙袋を上から覗いた。



中には化粧品や雑貨、お菓子に至るまで様々なものが入っていた。



『こんなにいいの?毎年毎年』


「いいのいいの!気にしないで!」


『あたしどこへも行ってないから何もないよ』


「お返しが欲しくて買ってきてるわけじゃないんだから遠慮なくもらって!」


『ありがとう』