慣れたこの行為も、久し振りなだけにあたしの体温も上昇した。



『してたよ。っていうか、夏休みのあたしの行動を一番把握してるの先生じゃん』



思わず腕に手を絡めようとしたところで、成瀬先生がそれを静止させる。


何気なく。



「二学期も一学期同様頑張れよ。この調子ならどこの大学だって安全圏だな」


『えーあたし進学するつもりなんてないよ?』


「そうなのか?」


『うんっ。永久就職したいの♪あとは誰かさんの同意をもらうだけ』


「はは、そういうことか」