成瀬先生はウマイウマイと言って、残さず全てを食べつくしてくれた。




「食ったら眠くなってきた」



芝生の上にゴロリと横になる。



その隣にあたしも並んで横になった。




不意にぶつかった手。



その手をあたしはギュッと握りしめた。




空の青が眩しすぎて、目を閉じる。



気持ちよすぎる風と、こんなにも心地のよい左側。






『先生、すき』