一体どんな自信?



何を根拠にそんなこと言ってるの?



あたしの何が分かるっていうの!?




それでもそんな思いとは裏腹に、胸の奥ではドックンドックンと早い鼓動が鳴り続ける。



認めたくない感情を、押し出そうとするかのように。





いくら頑張ったって、手を伸ばしたって、これ以上成瀬先生との距離が縮まることなんてない。





同情が、本物の愛情へ変わることなんて。



あたしが本当の意味で成瀬先生の特別になれるなんて……