……あたしに志摩先輩のとこへ行けっていうんじゃ……



“それだけは…”




口を開こうとした時





「あ、来た来た!」




栞はあたしの肩越しから手を振った。



栞の目線の先を辿ると、そこにいたのは金髪モヒカンの腰パン男。





……栞の彼氏だ。


今話していた"蓮クン"



栞には悪いけど、見た目からして却下なタイプ。