『ね、その中には瑶子ちゃんの手料理を食べた男の人はいなかったの!?』



雰囲気を変える様に、話題を変えた。



こうなったらついでに男性遍歴も聞いてやろう、なんて気になる。



「えっ!?あっ……もうっ……」



酷く動揺している瑶子ちゃんの顔からは「居ました」っていうのがバレバレ。



ちゃんと恋もしてきたんだなっていうのが分かって少し嬉しくなった。



人の事なのに、嬉しい気持ちになれる。


こんな風に感じる自分が誇らしい。