夕飯も終わりまったり寛いでいると、棚の上にある封筒に目が行った。



白い封筒に貼られていたシールには……寿?




『あ、これ』



人の郵便物だというのに、あたしは無意識に手が伸びていた。



手元に引き寄せると、それは思った通りのもの。


結婚式の招待状。



それも2通。



「25歳を過ぎればまずピークの第一段が来るのよ」



そう言いながら瑶子ちゃんは、実家から送られて来たというさくらんぼをテーブルの上に置いた。