『わー!すごい』


「私って凝り性なの」


『ここまで揃ってるとなんだかお店みたい。可愛いな~』



一つのマグカップを手に取る。



縁がピンクのラインで覆われており、センス良く同系のボーダーがあしらわれていた。



「あら、意外と紗希ちゃんも可愛いもの好きだったりして」


『意外っていうのは余計じゃない?あたしだって一応女の子だし』



壁にもたれて顔の前でマグカップを持ち、唇を尖らせてみたりなんかする。