「紗希のやってることは堂々巡りだよ。このまんまでいいの?」




いつの間にか翼はいなくなり、ぼーっと考えていたあたしには耳タコの言葉。



栞が言うには、このままじゃ何も進展することはないと言う。



『いいわけないよ』



電話もするし、一緒にご飯を食べに行く事もある。



それで満足はしてない。



キスしたり、抱きあったり。



成瀬先生としたいことは沢山ある。