-教室-


うわ...。

こんなに人居るんだぁ...

学年で百人だからもっと少ないと思ってた...。


「ねね、華澄っ

あの、一番端っこの窓側の人カッコよくない??

あたし、ああいうの好きなんだよねぇ//」


「端っこの窓側ー?」



輝く笑顔、

可愛いつむじ、

男らしい瞳。



ドキンッ



......???

何...だろう?

胸がキュッってなる感じ。

なんていえばいいんだろう??


直感的に、この感情のことは

愛歌に伝えちゃいけないような気がした。



「かっこいいかなぁ?

私は好きじゃない、と思うよ?」