「じゃあ、あなた以外の誰が犯人だって言うのよ? この人殺し!!」

「それを今日確かめに来たんだ。そして、五月の仇を討つもりだったんだ」

「愛する人を殺されたから、殺しかえすのね?」

「ああ、そうだ…。………。うっ。目眩がする」

「じゃあ、私も愛する人を殺されたから、殺しかえすわね?」

「…。うっ、あ、あんた、まさか、み、みき、まゆ…み…」

秋山は梅崎梅子が仕込んだ薬によって眠りにおちた。


「よく効く薬じゃな。後は警察にまかせるのじゃ」

梅子は真由美に優しく声をかけてやった。

「はい。そうします」