汗ばむ両手。

久しぶりに『自分は人間なんだ。』と痛感した。


しばらく返信が出来なかった。

携帯の液晶は何食わぬ顔で私を見つめている。

私はこんなにも戸惑っているのに…。

あぁ。

なんと返せばいいのだろう。

大輝の優しさが

棘に変わって、心に刺さっていくのが分かった。