「……………」
「…すまない…」
亜寿華は立ち上がり部屋に戻ろうとした
「好きでいるのは……私が好きでいるだけなら…良いのでしょうか…っ…」
「もう…部屋に戻れ…今夜は冷えるぞ…」
「あ~ぁ…あの子泣いちまったぜ?」
「…見てたのか…」
「本当の事言っちまえば良いじゃねぇか…私は女だって…」
「そんな事…言えるわけないだろ…」
「それもそぉだな」
聖哉は、とびっきりの笑顔で返した
「んじゃ、俺達も部屋に戻りますかぁ」
「……あぁ」
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