「それでお前、年いくつだっけ?」
私の頬を手の甲で優しくさすりながら強盗さんは訊いた。
「女の子に先に年訊くなんて、失礼だよっ」
「じゃあ俺から先に言うよ。俺は33だ。
お前は?」
33?
やっぱり30代初めとは思ってたけど、私の目利きは確かだったね。
「私は22だよ」
「22?
未成年かと思ったな」
…う。
童顔はコンプレックス。
そんなにはっきり言わないでよぉ。
強盗さんの手が私の袖をめくり、今度は腕をさすってくれた。
「まだ痕が残ってるなんてな。
かわいそうに、よっぽど強く縛られていたんだな」
南に縛られて出来たロープの痕、気付いたんだ…。
私の頬を手の甲で優しくさすりながら強盗さんは訊いた。
「女の子に先に年訊くなんて、失礼だよっ」
「じゃあ俺から先に言うよ。俺は33だ。
お前は?」
33?
やっぱり30代初めとは思ってたけど、私の目利きは確かだったね。
「私は22だよ」
「22?
未成年かと思ったな」
…う。
童顔はコンプレックス。
そんなにはっきり言わないでよぉ。
強盗さんの手が私の袖をめくり、今度は腕をさすってくれた。
「まだ痕が残ってるなんてな。
かわいそうに、よっぽど強く縛られていたんだな」
南に縛られて出来たロープの痕、気付いたんだ…。