充電を始めケータイに電気が送られ始めた途端、画面が変わり電話の着信音が鳴りだした。
…♪♪♪ ♪♪…
「わゎっ」
慌てて通話ボタンを押してすぐに強盗さんの方を振り返ったけど、目を覚ました様子もなくまだ寝ていた。
…ほっ。
改めてケータイに耳をあてて電話に出た。
途端…
『もしもし優!居るの?聞こえてる?』
デカい声で叫ぶ電話の向こうの主はお母さんだった。
「お母さん…。聞こえすぎて耳が痛いよぉ」
『耳が痛いじゃないわよ!
ここんところ電話もしてこない、こっちがかけても通じない。
あんた一体どうなってんの!?』
電話が通じない?
あそっか、山では圏外になったり電波薄かったり、今まで電池も切れてたもんね。
お母さん、私のケータイに電話かけたりしてたんだ。
「ごめんなさい。
あの、ケータイ壊れちゃって、修理に出してたから使えなくって…」
もちろん大ウソ。
だって本当の事は言えないもんね。
…♪♪♪ ♪♪…
「わゎっ」
慌てて通話ボタンを押してすぐに強盗さんの方を振り返ったけど、目を覚ました様子もなくまだ寝ていた。
…ほっ。
改めてケータイに耳をあてて電話に出た。
途端…
『もしもし優!居るの?聞こえてる?』
デカい声で叫ぶ電話の向こうの主はお母さんだった。
「お母さん…。聞こえすぎて耳が痛いよぉ」
『耳が痛いじゃないわよ!
ここんところ電話もしてこない、こっちがかけても通じない。
あんた一体どうなってんの!?』
電話が通じない?
あそっか、山では圏外になったり電波薄かったり、今まで電池も切れてたもんね。
お母さん、私のケータイに電話かけたりしてたんだ。
「ごめんなさい。
あの、ケータイ壊れちゃって、修理に出してたから使えなくって…」
もちろん大ウソ。
だって本当の事は言えないもんね。