とか言ってもまだ一人も生徒を見つけてない。


やっぱり一人で見つけようかなっと思った瞬間、奥のほうから足音が聞こえてきた。


ラッキー!!


でも、あたしの目に映ったのは・・・


女か男か分からない先生らしき人が歩いてきた。


こ、これは声をかけても大丈夫なのかな・・・。


でも!このチャンスを見逃すわけにはいかない!!


勇気を振り絞って!!


頑張れ自分!!


「あ、あの!」


なんとか声をかけれたけど、声が裏返ってしまった。


あぁ、自分ドンマイ。


「何かしらぁ~?」


・・・やっぱりこの人はオカマだった。


「ぃゃ、えっと・・・中庭ってどこにありますか?」


「やだ~そんなこと?もぉ~あんた可愛いから特別に教えてあげるね♪この階段を下りて左に曲がるのそしたら着くわ」


「あ、ありがとうございます」


「いいのよ~。でもアンタよく見たら何処かで見たことあるような・・・」



___ビク!!___



「あら、当たってたのね。今は忙しいからまた今度ゆっくりお話でもしましょうね~」


「・・・はぃ」