私は化粧なんてしたことがない

スカートももちろん短くもない

少しクセのある髪の色なんて生まれつきの真っ黒
周りを見渡すと、眉毛は細く、髪も明るい

みんなパンツみえちゃうをじゃない?

この学校は他に比べちゃ拘束が緩いのでも人気らしい

はぁ…ちゃんと調べれば良かった

話かけるにもかけずらいや・・・

同中もいないしまいった

まぁ勇気だして話かけてみるか

とりあえず席の前後じゃない

「初めまして。山田瑞希です。よろしく。・・・」

ありきたりな会話して、携帯アドレスの交換をした

時間が達と共に学校生活にもなんとかなれてきた

学校にはギャルから地味系その中間ってさまざま
私は・・・・

地味な方だろうなぁ・・・
そんな自分から脱出したい気持ちも強かった


何か変えてみたい・・・

同じ毎日にあきあきしちゃう

どうする・・・



そんなこと考えながら日々過ごす・・



久しぶりに同中の那智と遊んだ

那智は化粧して、スカートも短く、見た目の変化に驚いた

私はいろいろ質問してしまう

那智が変われるなら私も

「ねぇ学校どぅ?」

「楽しいよーバイトも始めたんだ。」

バイトかぁ・・・

「化粧とか難しくない?」
「簡単だよ。瑞希もすれば?眉毛とかやばいよ」
やばい・・?確かに太くてしっかりのゲジゲジかも
ショック・・・

「瑞希さぁ化粧してあげるよ」

那智は次々といろんな物を出してくる

何もしらない私にとってまるでドラえもんのポケットみたい・・・


「良いじゃん」

何が…

差し出された鏡に自分を映し出した

なんだか胸がざわめくというか、うれしいようななんとも言えない感情が溢れてきた


この日から自分の中で何かが変わっていった