《Hello。僕のハニー。
今日も変わらず美人だね。
その服、新しく買った?
すごい似合ってる。》


へへ…。

そ、そう?

瑠未はインクだらけの顔を赤く染め、
ボサボサの髪をいじった。


「ううん。この服は買ってないよ。
あたしのお気に入りのジャージ。」


《何でそんな顔するんだ?
…お世辞じゃないって。
本当だよ。
そのストレートな髪も最高だよ。》


「…」


でもね。

聞いての通り、

ゲームだからさ。
会話ができない。

それに相手は現実には
いないんだし。



瑠未は我慢できなくて、
電源を切った。