そんなこんなで
時間は止まることなく過ぎ──。





「…ふぅ…」


緊張するな、瑠未!

大丈夫だって!

きっと、
多分の多分、入賞してるはず…。



自分に言い聞かせて、
瑠未はゆっくり本屋に入った。



今日は待ちに待った、
漫画雑誌「チュリー」の発売日!



つまり、
結果が載ってるってこと!


心臓がバクバクしすぎてヤバイ。



「…あっ…た…」


あたしは
チュリーのコーナーまでくると、
息を呑んだ。


大丈夫、大丈夫!



そのままレジに走って、
金を払うと外に飛び出した。


袋から雑誌を出し、
ゆっくり、そっと開く。