あたしは目を点にした。


え?え?

あたしって
こんな軽そうな男に恋してたっけ?

こんな男に!?


ないないないない!

そんな訳がないっ!


信じたくないよ~っ!


《え?この服でレストランは
ヤバイから着替える…って?》


は!?
誰がいつそんなことを…。


《ははっ。おバカちゃんだな♪
その服でいいよ。めっちゃ似合ってる。

本当だよ。髪だって超セットしてるし。
むしろ男がきみに見惚れちゃうよ。》



全部あたってませんけど…。

だってあたしは今、

ジャージだし髪ボサボサだし、
髪なんてセットしてないし。


あたしに惚れる人なんて
世界に1人もいませんっっ!