「またお前は可愛くないこと言って。
そういうとこ治したら今よりもっと可愛くなるのに…って俺何言ってんだー!

ちょ、ちょっと今のなしで!」



え、今、歩なんて言った!?
かわいい??


てゆうか歩、顔紅いよ。


あたし勘違いしちゃう。
もしかしたら…って。
そうだったらいいなっていう期待も込めて。



「あー…今日空いてる?
教科書のお礼がしたいんだ。

無理だったら別の日で大丈夫だから。」



「!

とってもとっても空いてる!」




よかったって笑った顔が可愛くて、胸がドキンと音をたてた。