何一つ、なくなっていた


食器棚も立派なソファーもグランドピアノもなにも



まるで小鳥遊家がそこにすんでいなかったかのような



そんな感覚に陥りそうになるほど何も



放心状態になった私は雅の家まで走っていた



何が起きたのか理解できない


理解したくない!!!!!!