椅子の上に乗って


ふわっ


隣にある窓から飛び降りる



いつも私達とは関わらないクラスメイトの声が聞こえる


「ハァー」

「まあまあ、スミだよね。やっぱり」

「また、私のこと無視した!!」


そのなかから三人の声も


風がふきカーテンが揺れて、葉桜から飛んで来たであろう桜の花びら


ゆらりゆらりと透海の机の上に落ちた