「は………春佳……」


そこにいたのは、沢山のお医者さんと看護師さんの死体。


そして、血まみれの包丁を手に持っている春佳。







ゆっくりと、歩み寄ってきた。

立とうとしても、力が入らない。





「な…何で殺すの…!?人の命は大切なのに……!!」



確かに、お医者さん達は僕を殺そうとした。

でも………こんなのって…










「あぁ……振り向かれては…」


ブツブツと独り言を呟いている春佳は包丁を振り上げた。


「や……いやだぁ!!!!!!」